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秒速5センチメートル [映画]

昨夜からの大雪のため、飛行機が欠航になったり、電車が運休になったり各地に影響が出ていますね。
管理人も今日は生け花のお稽古が中止になりました。

で、今回は「雪つながり」ということで映画『秒速5センチメートル』をご紹介したいと思います。

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『秒速5センチメートル』(2007年)監督・脚本:新海誠 音楽:天門(以下画像は公式サイト壁紙より)



『秒速5センチメートル』予告編


アニメかよ…。
トトロとか、ラピュタとか、ジブリ作品は好きだけど、それ以外はちょっと…。
(だって、アニメって、子どもやヲタクの見るもんでしょ?)

と思っている方にぜひオススメしたい作品です。

なぜなら数年前の管理人がまさに、そうだったからです。
以前はアニメといえば子どもとヲタクの見るものという認識だったのですが、この作品を見て衝撃を受けました。アニメでもこんなに心を揺さぶる素晴らしい作品があるんですよ。


さてさて、本作品は連作アニメーションという形式をとっています。(1〜3話で62分です)

第1話『桜花抄』
東京で暮らす小学生の遠野貴樹と篠原明里。
二人はお互いに心をよせていたのですが、「好き」と言えないまま、ついに卒業式を迎えてしまいます。
東京に住む貴樹は、卒業後に栃木に引っ越した明里と文通を続けるのですが、今度は貴樹が鹿児島に引っ越すことになってしまいます。
貴樹は意を決して明里に会いに行くのですが、大雪のため電車が動きません。
明里との約束の時間が刻々と迫るのですが…。

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主人公の遠野貴樹とヒロインの篠原明里。二人は似た境遇から仲良くなります。


第2話『コスモナウト』
舞台は鹿児島県の種子島。
澄田花苗は東京から引っ越してきた貴樹に密かに心をよせています。
花苗は貴樹のことが好きで好きでたまりませんが、貴樹が本当に好きなのは別の人、ということにうすうす気づいています。
「この恋は成就しない」という予感を感じながら揺れ動く花苗の心情が痛いほど伝わってきて切ないです。

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第2話の舞台は種子島。普通はロケットと鉄砲しか思いつきませんが、サーフィンの世界では有名な島だそうです。


第3話『秒速5センチメートル』
再び舞台は東京へ。
大学を卒業し都内で働く貴樹と、栃木で暮らしている明里。
明里の指には婚約指輪。
儚く悲しげでそよ風のようなピアノの旋律が美しいです。

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雪の舞う東京。貴樹と明里はどうなるんでしょうか。


本作品は片思いの経験がある人にはたまらない内容です。
つまり、ほとんどの人が対象だと思いますが(笑)、好きな人との出会いや人生について考えさせられますよ。


『秒速5センチメートル』公式サイト
http://www.cwfilms.jp/5cm/

iTunes Store(レンタル300円)
https://itunes.apple.com/jp/movie/miao-su5senchimetoru/id579593284


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かぐや姫の物語 [映画]

『かぐや姫の物語』を見に行ってきました。
平日の朝9:50から上映、天気は雨だったので場内はかなり空いてました。

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姫の犯した罪と罰
この映画、キャッチコピーがいいですよね。
「姫の犯した罪と罰」ですよ。どういうことか、すごく気になりますよね。
コピー書いたのは誰なんだろう。


かぐや姫とは何者?
パンフレットによると、高畑勲監督がかぐや姫の企画を最初に考えたのは東映動画に入社して間もなくの頃、会社から与えられた課題だったそうです。

パンフレットからその企画案を一部抜粋すると、

かぐや姫は、清浄な光に満ちあふれる月の王の娘である。
姫は地球から帰還した女(羽衣伝説の一人)から、地上のことを聞いて彼の地に憧れる。
(中略)
禁を破って帰還女性の記憶を呼び覚ましたことが発覚し、姫は、地上の思い出によって女を苦しめた罪を問われる。そして罰として、姫は地球におろされることになる。

ふむー 罪と罰ってそういうことだったのですね。なるほど。


原作には無い部分
本作品では、原作には無いかぐや姫の子どもの頃がいきいきと描かれています。
具体的には竹林で翁に発見されてから都に行くまでの期間です。
美しい四季の自然の中で、本当に楽しそうですよ。


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みるみる成長するかぐや姫。まわりの子どもたちからは「タケノコ」呼ばわりされます。(画像はパンフレットより。以下同様。)


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原作には無いかぐや姫の子ども時代。自然に囲まれのびのびと成長します。

さて、このあたりから少しずつ翁の思いやりが“空回り”し始めます。
翁はかぐや姫を幸せにしたいと思いいろいろと奔走するのですが、結果的には姫を悲しませることになってしまいます。


高貴な姫君に
都に行ってからは、ほぼ原作どおりです。もちろん本作品ならではのエピソードもありますが。
かぐや姫は自分を愛してくれている翁と媼のために高貴な姫君を目指すのですが、本作品では姫の感情が丁寧に描かれています。言葉には出しませんが、思っていることがよく伝わってきます。

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のびのびとした生活はもうありません。


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カゴの鳥はかぐや姫の気持ちを表しています。実に分かりやすい表現ですね。


お迎えは誰?
結末は日本人なら誰でも知っているわけですが、じゃあ、お迎えにくるのは誰でしょうか?
本作品では…、
「なるほど、お迎えだからあの方たちなのね。本当にお迎えじゃん」
という方々がやってきます。


声の出演
かぐや姫の声は朝倉あきさん。オーディションで数百人の中から選ばれたそうです。たしかに凛として気品が漂う感じでした。
特筆すべきは翁役の地井武男さんの代役として特別出演の三宅裕司さん。
読売新聞の記事によると6シーンで代役を務めたそうです。
台詞から推測すると姫の子ども時代、翁のことをすっかり忘れ捨丸と遊んでいた姫を夕暮れの竹林で必死に探す翁のシーンだと思うのですが、全然声の違いに気づきませんでした。

読売新聞記事(リンク):三宅裕司…「かぐや姫」で地井武男の一部代役


アニメーションとして
温かみのある手書き感爆発な絵が動くのは単純に見ていても楽しいですね。
まさにアニメーションの原点というか、醍醐味といいましょうか。
アレクサンドル・ペトロフとかユーリ・ノルシュテインなどに代表されるロシアのアニメーションではこういう作風がよくありますが、日本の作家でここまで手書き感を前面に出した作品はそうそう無いんじゃないかなあ。

最近はアニメでもCGが多用されていますが、手書きの背景より安い予算で出来るという理由もあるようです。
そういう意味では、キャラも背景もほとんど手書きによる本作品は貴重な作品といえるでしょう。
もうこんなに手間(8年)も予算(50億らしい)もかけて作れるアニメはこれが最後かもしれませんね。

かぐや姫の物語 公式サイト
http://kaguyahime-monogatari.jp/


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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 [映画]

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を見にいってきました。

この作品は2011年にテレビで放送された『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版第3弾です。
アニメ? いや、興味ないし」とスルーするなかれ。

本作品は『AKIRA』や『ルパン三世 カリオストロの城』、『風の谷のナウシカ』と並ぶ名作となる可能性を秘めている思います。
キャラの萌え萌えな感じの絵柄にだまされちゃいけませんよ。

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主人公の鹿目まどか。少し天然系ですが、その能力は絶大。


ポイントは2つ。
「斬新な映像表現」と「魔法少女の定義」です。

斬新な映像表現
劇団イヌカレーによるコラージュを多用した背景が秀逸です。この雰囲気は本作品でしか味わえません。
キレイで幻想的なんですが、おどろおどろしい感じも合わせもち、まさに物語の世界観にぴったりな演出となっています。これはアニメーションでないとできない表現手法ですよ。
昨今はCGを多用して実写っぽい背景のアニメ作品が多いですが、あえてアニメーションならではの平面的な表現方法を採用している点がとても評価できます。

魔法少女の定義
本作品では過去の魔法少女モノから連綿と続く「魔法で願いをかなえますッ♡」や、「魔法で悪者を懲らしめちゃうゾ♡」的なイメージを完全に「ちゃぶ台返し」しています。

「ええ〜ッ!? 魔法少女って、そんな存在だったの…」

と、絶句することは確実です。
これ以上はネタバレになるので言えませんが。

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本作品ではカギとなる役まわりの暁美ほむら。熱烈なファンが多いのもうなずけます。


10月末から上映していますので、そろそろ公開終了の映画館もチラホラですが主要キャラの巴マミと暁美ほむらの戦闘シーンはすごいです。劇場の大画面で見ることをオススメします。

劇場版公式サイト
http://www.madoka-magica.com/


テレビ版と、前作の劇場版はすでにブルーレイが発売されています。
前作の劇場版はテレビ版の総集編的な意味合いが強いので、てっとり早く本作品の世界観を知るには前作の劇場版がオススメです。


テレビ版では衝撃の第3話が有名です。「マミる」という造語も生まれましたね。



劇場版の第1〜2弾(『始まりの物語』『永遠の物語』)はテレビ版の総集編的な作品です。


劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 [映画]

『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を見てきました。

2011年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送され好評を博した同名作品の劇場版です。
秩父市が舞台なことでも有名ですね。

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来場者特典の「超平和バスターズ ウェルカムポートレート」


まずは、データから。
管理人が見に行ったのは平日火曜日の18時26分からの上映でした。
226席の場内はほぼ満席。年齢層は高校生〜30代前半あたりがほとんどでした。
あと、アベック(←死語)率、高いです。
独りで見に行く人は覚悟してください。(笑)

気になる内容は…、
テレビ版の総集編+テレビ版新エピソード+テレビ版の1年後の世界
という構成でした。

総集編とはいいつつも、テレビ版をコンプリートせずに劇場版を見るとチンプンカンプンだと思います。
そういう意味では「一見さんお断りの映画」ですよ。

また、上記の構成上、仕方ないと思いますが長い回想シーンが多いと感じました。
何分か見たあと、「あ、ここまで回想だったのね。回想ながッ!」
って思うことが何回かありました。

とはいえ、全体的にはいい作品に仕上がっていると思います。
超平和バスターズの面々が手紙を「お焚き上げ」するシーンがあるんですが、その時のめんまを想う各人の表情がすごくいい(!)です。

公式サイト
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
(原作:超平和バスターズ、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿理)
http://www.anohana.jp/

予告編
http://www.anohana.jp/#movie






映画『立候補』 [映画]

藤岡利充監督の『立候補』を見にいってきました。
2011年の大阪府知事・市長選挙に立候補した4人の泡沫候補に焦点をあてたドキュメンタリーです。

この映画、先の参院選のころから「面白い」とネット上で話題になっていたので気になっていたんですが、実際に見てきた知人にも「面白い!」と薦められたので昨日東中野のポレポレ東中野で見てきました。

作品では4人の泡沫候補の内、とくにマック赤坂に密着して物語が展開していきますが、普段私たちが見ることのできない選挙の現場や候補者たちの素顔、選挙活動中の各種“小競り合い”を見ることができて実に興味深いです。
個人的にはYouTubeの再生回数やTwitterの呟きに一喜一憂するマック赤坂がなんか“かわいい”感じがしましたね。

撮影手法もすばらしく、わざと廉価なカメラを使っているのか、アングルを工夫しているのかわかりませんが、まるで自分がマック赤坂の支援者となって行動を共にしているような臨場感がありました。

上映後は、サプライズ(?)で、なんとマック赤坂ご本人が客席後方から登場
あいさつの後、にこやかに観客と握手・記念撮影に応じていました。
管理人もちゃっかり握手してもらいましたが。

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上映後のポレポレ東中野前で。劇中にも登場するマック赤坂の愛車/選挙カーが停車中でした。

人気上昇にともなって上映館も続々増えているようです。
この夏、ぜひお薦めの作品です。


映画『立候補』公式サイト
http://ritsukouho.com/

ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/





サマーウォーズのひみつ [映画]

クライマックスのこいこい勝負について、でも現実ではあんなに連続して役がそろうことなんか無いよな〜と思いつつ、ではなぜ映画を見ている時は不自然に感じなかったか、その理由を分析してみました。(ネタバレ注意)

理由(1)陣内家はこいこいに慣れている
事前に侘助と夏希が花札をしていたり、健二と栄が花札をするシーンを見せておき、陣内家の人間が花札に慣れている(=強い)ことを観客に見せておく。

理由(2)セリフによる演出
ラブマシーンとの対決中に、
万作「こりゃあいいや!奴さん、てんで素人だ」
理香「ちっちゃい頃からばあちゃんに仕込まれたウチらをなめるんじゃないわよ〜」
というセリフがあります。
ここからも夏希(すごく強い・有利)vsラブマシーン(すごく弱い・不利)という図式が観客の意識に刷り込まれます。
(ちなみにラブマシーンが勝つ場面では、こいこいしていないところが「機械っぽさ」や「素人っぽさ」を演出していると思います。)

上記の理由(1)(2)により夏希が勝ち続けても不自然ではない状況が設定されるわけですが、もう一つ理由(3)を挙げるとすると、

理由(3)「弱々しい人物が一生懸命頑張っている」
他の映画・ドラマ・マンガにもいえることですが、「弱々しい人物が一生懸命頑張っている」という場面では、観客はその人物を応援したい心理が働きます。つまり4億対20で勝負している夏希(しかもヒロイン=魅力的な女の子)を見ると、観客としては勝ってほしいという心理が働くので連続勝ちしてもおかしいとは思いません。

以上、3つの理由によって映画を見ている時には連続勝ちがおかしいとは感じませんが、見終わって余韻が消えてくると、「んなわけないよな」となるわけです。

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