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酒マンガ12選(2) [本・マンガ・電子書籍]

お酒を扱った漫画ってどんなのがあるんだろうと幾つか読んでみました。
前回に引き続き、今回はカクテル、日本酒、番外編とご紹介していきます。

【カクテル】
前回の記事でも少し触れましたがカクテル漫画は、主人公はお店に居て、そこに悩みを持った客が訪れ、主人公がお酒の豊富な知識を活かして客の悩みを解決、というのが定番の手法です。


BAR レモン・ハート
古谷三敏
双葉社 漫画アクション

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86年から続く息の長い作品です。主人公はバー「レモン・ハート」のマスター。キャラや背景の線もコマ割りも実にシンプルで読みやすい作品ですね。カクテル漫画に分類しちゃいましたが、ビールや蒸留酒など、いろんなお酒が人情ドラマと共に登場します。

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バー「レモン・ハート」には毎夜さまざまなお客さんがやってきます。


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マスターの豊富な知識がお客の悩みを解決します。

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BARレモン・ハート (1) (双葉文庫―名作シリーズ)



バーテンダー
原作:城アラキ 漫画:長友健篩
集英社 スーパージャンプ→グランドジャンプ

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主人公は佐々倉溜(26)。欧州のカクテルコンテストにアジア人として初めて優勝し、その味は「神のグラス」と呼ばれています。
本作品も主人公が客の悩みをお酒で鮮やかに解決!というカクテル漫画定番の流れですが、今回読んだカクテル漫画の中でもっともあか抜けた印象で、主人公の「優しさ」も印象的な作品です。
原作者は前回ご紹介したワインの漫画『ソムリエール』と同じ人です。どんだけお酒に詳しいんだ。(笑)

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主人公が驚異的な知識と味覚・嗅覚を持つのは酒漫画共通の要素です。


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お客の悩みをお酒でカッコよく解決してしまうのもこのジャンルのセオリー。


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初めて来たお客を緊張させない会話。主人公の優しさというか、気配りの細やかさが表現されているセリフです。

本作品のヒロインは『神の雫』とポジションが似ていますね。
お酒を勉強中という設定ですが、ヒロインの視点がそのまま読者の視点になることが多いです。
また、お酒の予備知識や、主人公がどんなにすごいかを読者に伝える役割もありますし、女性ということで主人公との恋愛要素という側面もあります。

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バーテンダー 1 (ジャンプ・コミックスデラックス)



BAR来夢来人
池田文春
集英社 ビジネスジャンプ

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本作品はカクテル漫画にオカルト要素を盛り込んだ点がユニークです。
悩みを持つ客がお店に訪れるところまでは他の作品と同じなのですが、謎めいたバー「来夢来人」のバーテンダー、沙羅が作る特製カクテルを飲むと客の願いが叶います。叶うのですが、その結果は…。という流れです。
青年誌掲載作品のためか、各話とも必ずエッチなシーンがあるのが玉にキズです。(笑)

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主人公は謎のバー「来夢来人」のクールなバーテンダー、沙羅。実在のカクテルやレシピも登場しますよ。


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各話とも主人公の特製カクテルはお客の願いを叶えるのですが、その結末は…。ちょっと『笑ゥせぇるすまん』に似てるかも。

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Bar来夢来人 1 (ヤングジャンプコミックス)



【日本酒】
続いて日本酒漫画です。日本酒といえば造り酒屋が舞台の作品が多いですね。そういえばワインやビールは作り手が主人公の漫画は無いような気がします。
さてさて、日本酒といえば有名な作品がありますね。


夏子の酒
尾瀬あきら
講談社 モーニング

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日本酒漫画の金字塔ともいえる作品です。80年代の漫画ですが、これを超える日本酒の漫画はいまだにないんじゃないでしょうか。
主人公は造り酒屋の娘、夏子。亡き兄の遺志を継いで幻の酒米“龍錦”で日本一の酒造りを目指します。

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本作品もやはり主人公の夏子は驚異的な味覚・嗅覚を持っています。

ストーリー開始時点では夏子は米作り、酒造りに関してはド素人です。
これは読者の視点と主人公の視点を重ね合わせているためです。杜氏さんや農家の友人が夏子にいろいろ教えてくれますが、実はこれは読者への説明ですよ。

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東京でコピーライターをしていた夏子は仕事を辞めて故郷新潟へ。


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もちろん酒造りの情報もたっぷり。この作品、取材に何年かかってるんだろう。

本作品は日本酒漫画ですが、最初は幻の酒米を栽培するところから始まります。
そのため後継者不足や農協のシステム、農薬の影響など、日本の農業が抱える問題まで踏み込んだ内容になっていて非常に読み応えのある作品となっています。

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新装版 夏子の酒(1) (講談社漫画文庫)



永遠のはじめ 〜会津酒蔵物語〜
松尾しより
集英社 YOU

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こちらも「幻の米で日本一の酒を作る」という『夏子の酒』と思いっきりカブった設定ですが、時代と場所が違います。
時代は昭和18年。舞台は会津一の造り酒屋「佐倉酒造」です。
主人公は佐倉酒造に嫁いだ小作農の娘、登和(とわ)。小作農の娘が名家に嫁ぐわけですから、トラブル必至ですよね。(笑)

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本作品は造り酒屋が舞台ですが、酒作りより恋愛・人間関係のほうにウェイトが割かれています。


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イケメンで名家の跡取り、佐倉創に愛される主人公の登和は当然、嫉妬の対象になっちゃいます。


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最初のヤマ場は出征。主人公の夫にも軍から召集令状が。主人公は蔵を託されます。

本作品の特徴として、セリフが会津弁バリバリですが雰囲気が出ていていい感じです。
ちなみに作中で主人公が探していた幻の米“京の華”は、巻末解説によると実在のお米だそうです。

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永遠のはじめ〜会津酒蔵物語〜 1 (クイーンズコミックス)




【番外編】
いままでお酒を題材とした漫画を扱ってきましたが、最後にお酒を飲み過ぎちゃった末路の漫画をご紹介します。

失踪日記2 アル中病棟
吾妻ひでお
株式会社イースト・プレス

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本作品は漫画家でもある著者が、自身のアル中病院の入院生活を描いた衝撃的な作品です。
アル中になるとどうなるか、アル中病院での実際の治療の様子などが描かれていて実に興味深く読めました。
(ちなみに前作『失踪日記』は著者が漫画執筆に煮詰まって家庭も仕事も投げ出し、ホームレス生活をしていたときの実録です。こちらも凄まじいです)

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入院前の生活。朝から晩まで飲んでたそうです。朝、二日酔い状態で目覚めて気持ち悪いのでまず一杯、という心理がよく分かりませんが。(笑)


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アル中の幻覚はすごいみたいです。怖くて発狂しそうになるそうです。


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入院生活。こんなのにも慣れちゃうって…。


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アルコールを断ってもすぐには脳が回復しません。


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アル中病院にはいろんな患者がいますが、黒田さんは社会復帰無理そう…。

著者の説明によると、
アルコール依存症は回復はしても完治はしない不治の病。
何十年断酒していようが、一度呑んでしまえば元の木阿弥。
いずれは内臓のどこかあるいは脳を侵され廃人になるか死に至る

だそうです。
アル中の人の言葉だけに重みがありますねー。
気をつけたいものです。

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失踪日記2 アル中病棟


なにやら最後が重〜い漫画のご紹介になってしまいましたが、お酒は節度を守って、楽しく、美味しく飲みましょう。
以上、お酒を扱った漫画12冊のご紹介でした。





関連記事
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない
聲の形



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池坊 生け花日記(第25回) [華道]

今回は今年最後のお稽古、お正月用の盛花(もりばな)?でした。
花材は若松、菊、赤い実のついた千両です。

若松と菊はセオリーというか、定石みたいなものがあるので配置はすぐに決まりました。
3本の若松で3段階の高さ、菊も若松に合わせて3本で3段階の高さです。

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最初に若松の長さを決めてしまいます。画像の右から長い順に真(しん)・副(そえ)・体(たい)です。

問題は千両です。
千両のポイントは…。
1. 花材が剣山にささっている部分(足元)を葉っぱで隠す
2. 画像左奥から右手前に流れるように配置する

とのことで、ここが一番悩みました。

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隠してあるので見えませんが、剣山は2つ使用しています。

こうして見ると赤・黄・緑のカラフルな組み合わせですね。
花器も金色の模様が入った白い水盤にすればもっと華やかかも。


【花データ】

若松
北半球に広く分布。
花言葉は「不老長寿」

菊(黄色)
原産地不明。
花言葉は「高潔」「わずかな愛」

千両(せんりょう)
東アジア原産。
花言葉は「可憐」「財産」「恵まれた才能」






酒マンガ12選(1) [本・マンガ・電子書籍]

今年もあとわずかとなりました。
お酒を飲む機会が増える季節になりましたね。
ふと、お酒が題材の漫画ってどんなのがあるんだろうと思ったのでまとめてみましたよ。
飲み歩き系、ワイン、カクテル、日本酒、番外編と紹介していきますが、今回は飲み歩き系とワインです。

【飲み歩き系】
まずは「飲み歩き」系です。主人公がいろんなお店や場所に出かけていくパターンの漫画です。酒と肴は丁寧に描かれていますが、キャラはいかにも漫画的な、デフォルメされている点が特徴でしょうか。

酒のほそ道
ラズウェル細木
日本文芸社 週刊漫画ゴラク

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主人公は会社員、岩間宗達(29)。まえがきによると、飲んでいるときの「楽しさ」「幸せ感」に焦点をあてた作品。各話6ページ前後+酒と肴のウンチクという構成になっていて肩肘張らずに読めるところが人気の秘密でしょうか。

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とても29歳には見えないおっさんっぽい主人公ですが。

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各話のページ数が少ないのでサラッと読めます。漫画の後には登場した酒や肴の解説ページがあります。

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酒のほそ道 1 (ニチブンコミックス)



ワカコ酒
新久千映
徳間書店 月刊コミックゼノン(不定期連載)

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酒漫画といえば男性サラリーマンが飲み歩くのが定番ですが、本作品は独身OLの村崎ワカコ(26)が主人公という点がユニークです。決めゼリフ(?)の「ぷしゅー」がいい感じ。ワカコが大満足している感じが伝わってきて、こちらも呑みたくなります。

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セリフがほとんど主人公の独白しかないのも特徴。徹底して独り呑みです。


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こちらも各話6ページ程度の読み切り。どこから読んでも楽しめます。

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ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)



ホロ酔い酒房
原案:野上ヒロノブ/作画:長尾朋寿
実業之日本社 週刊漫画サンデー(2013年より休刊)

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主人公は会社員、上野大希(30)。基本的に日本酒がよく扱われますがカクテルやシャンパンも登場します。人情ドラマも織り交ぜつつ、さりげなくお酒が紹介されます。飲み歩き系漫画では最も完成度の高い作品かもしれません。

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酒漫画では定番ともいえる肴のレシピや取材記、解説では日本酒の分類方法などがあり完成度は高いです。


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酒器についての解説も。たしかに器によって味が変わりますもんね。

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ホロ酔い酒房 第1巻 (マンサンコミックス)



吉田類の思い出酒場 下町の味編
吉田 類 漫画:井上眞改
少年画報社 2012酒肴人,2011 思い出食堂No.3〜2013 思い出食堂No.10

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テレビ番組『吉田類の酒場放浪記』ってありますよね。アレの漫画版と思ってもらえればまず間違いないです。本作品では10軒のお店が紹介されています。それぞれのお店の成り立ちや、ご主人の生い立ちから始まって名物の酒、肴など濃い情報が掲載されています。

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実在するお店が10軒が紹介されています。


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お店によってはメニューの由来の説明もあります。

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吉田類の思い出酒場 下町の味編 (思い出食堂コミックス)



【ワイン】
続いてワインを扱った漫画をご紹介します。

神の雫
作:亜樹 直 画:オキモト・シュウ
講談社 モーニング

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ワイン漫画では定番中の定番とも言える作品。本作品の特徴はワインを題材としつつ対決要素と謎解き要素を持ち込んだ点です。主人公の父親が残した「神の雫」と呼ばれるワインとは何なのか? この謎を解くために主人公は無敵とも思えるライバルとワインで対決することになります。さらにヒロインを巡って三角関係もあって…、とストーリーを盛り上げる要素てんこ盛りの作品です。

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ワインに関する情報量がハンパないです。本場フランスでも評価されている作品です。


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もはやワイン漫画では“定番”の畑の話ももちろんあります。

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神の雫(1) (モーニングKC (1422))



ソムリエール
原作:城 アラキ 作画:松井勝法 監修:堀 賢一
集英社 ビジネスジャンプ→グランドジャンプ

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事故で両親を失った樹カナは謎の篤志家による援助で大学の醸造科を卒業しますが、東京のレストランで働くよう突然依頼されます。
レストランで働きはじめるカナのもとに難問や悩みを持った人々が訪れるわけですが、豊富なワインの知識とずば抜けた味覚・嗅覚でカナが問題解決していく、という流れです。


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主人公が銘柄はもちろん、ビンテージ(製造年)までピタリと当てるのはもはや“お約束”。


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こちらの作品も『神の雫』に負けず劣らずマニアックなワイン情報が。

この『ソムリエール』のように、主人公は一カ所に居て、そこに問題や悩みを抱えた人が訪れて、それを主人公が鮮やかに解決する、というのは次回ご紹介するカクテル漫画では定番の手法でもあるのですが、対して『神の雫』は割と主人公があっちこっち出掛けていきます。このあたりも対照的で両作品とも面白いです。

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ソムリエール 1 (ヤングジャンプコミックス BJ)


以上、飲み歩き系漫画とワイン漫画のご紹介でした。
次回はカクテル、日本酒、番外編です。






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志乃ちゃんは自分の名前が言えない [本・マンガ・電子書籍]

前回の記事ではヒロインが聴覚障害の漫画『聲の形』をご紹介しました。
ついでといってはなんですが、もう一つヒロインが障害者の漫画をご紹介します。

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『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
押見修造
大田出版
初出:大田出版WEB連載空間「ぽこぽこ」2011年12月〜2012年10月

主人公の大島志乃は母音から始まる単語が苦手な吃音症。
自己紹介で自分の名前「おおしま」がうまく言えなかったり、授業中に答えが言えません。

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高校生活最初の日。前日の夜から練習していたにも関わらず自己紹介で声がでません。


入学早々、変な奴と思われクラスで孤立してしまう志乃ですが、あるキッカケで加代と友達になります。

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加代によって志乃が今まで思いもよらなかった“解決方法”がもたらされます。人とのつながりって大事ですね。


音楽が趣味の加代はギターは弾けますが歌が絶望的に下手。対してなぜか歌は普通に歌える志乃。
志乃と加代はデュオ「しのかよ」を結成します。
加代から文化祭のライブに出演することを提案される志乃ですが…。

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加代から驚きの提案が。


漫画業界では障害者が登場する作品の出版を躊躇する出版社もあるようです。関連団体から「差別だ!」「人権侵害だ!」と猛烈な抗議がくるからだそうです。

ですが、管理人はこのような漫画は歓迎したいです。

健常者は身近に障害者がいない場合、障害のことがよくわかりませんので、どう接していいか分かりません。
その結果、なんとなく障害者を「特殊な人達」と考えて避けてしまいがちですが、本作品を読むと志乃は吃音という障害以外はごく普通の女の子ということが分かります。

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志乃だって年頃の女の子です。恥ずかしい思いや悲しい思いもありますし、エッチなことに興味もあります。


障害者に限らず世の中にはいろんな立場や事情の人がいます。
自分とは異なる立場をバカにせず、お互いの立場を理解・尊重して生きられる社会が理想だよなあ。
月並みな意見ですが、そんなふうに考えさせられる作品でした。




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聲の形 [本・マンガ・電子書籍]

本作品は週刊少年マガジンに読み切りとして掲載された作品です。
しかしながら読み切り掲載後に大反響を呼び急遽連載が決まったそうです。
気になっていたのですが、偶然に書店で単行本を発見したので買ってみました。

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『聲の形』(こえのかたち)
大今良時

主人公の石田将也(小6)は大の退屈嫌い。
橋から川に飛び込んだりして度胸試しに興じる毎日ですが、進学を意識し始めた友人達の中で浮いた存在になり始めます。

そんな矢先、西宮硝子(ヒロイン)が転校してきます。硝子は聴覚障害者でした。将也は面白半分に硝子をからかいますが、やがて級友も加わり残酷な硝子いじめに発展していきます。

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西宮硝子が転校して来ます。“会話”はノートを使った筆談。


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将也の「退屈しのぎ」が級友も加わった硝子いじめへと発展。読むのが辛いです。

ネットのレビュー等を読むと、このいじめの描写で読むのが辛くなっている人が多数です。管理人もそうでした。子どもって残酷だよなあと思ったり、無能な教員にいらついたり。
しかし、先を読みたくなる牽引力というか、魅力が本作品にはあります。
結局、いじめは読者が予想もしない方へ向かっていくのですが…。


1巻は高校生となった将也が、小学生以来会えなくなっていた硝子と再会するところで終わります。
今後は二人の心の触れ合いにお話が移っていくらしく、次巻が楽しみな作品です。

ちなみに「ガラス」を漢字表記すると「硝子」ですね。たぶんこのあたりも関連ありかと思います。




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放課後のトラットリア




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池坊 生け花日記(第24回) [華道]

先週、研究会が終わりました。
ですので生花(しょうか)から解放され、今回は盛花(もりばな)です。
しかもクリスマス仕様。かすみ草にラメが吹き付けてあってキラキラしてます。

盛花なので真(しん)・副(そえ)・体(たい)でできる逆三角錐の中を自由に花材でうめていけばいいんですが…。
完全に自由って言われると、それはそれで悩むんですよね。
結局2時間くらいかかってしまいました。

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画面右上に伸びる白い枝が真(しん)、左上にのびる白い枝が副(そえ)、一番低い位置のチューリップが体(たい)です。

なかなか華やかな感じになりました。
来週は他の方々がコンクールのため、管理人はお稽古がお休みになります。
再来週が今年最後のお稽古になるそうですが、花材はお正月用だそうです。


【花データ】

チューリップ(赤)
トルコ原産。
花言葉は「愛の告白」

かすみ草
地中海沿岸原産。
花言葉は「清い心」「切なる喜び」「無邪気」「親切」

行李柳
朝鮮半島原産。
花言葉は「しなやかな心」

ヒバ
日本原産(?)
花言葉は「私のために生きて」




かぐや姫の物語 [映画]

『かぐや姫の物語』を見に行ってきました。
平日の朝9:50から上映、天気は雨だったので場内はかなり空いてました。

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姫の犯した罪と罰
この映画、キャッチコピーがいいですよね。
「姫の犯した罪と罰」ですよ。どういうことか、すごく気になりますよね。
コピー書いたのは誰なんだろう。


かぐや姫とは何者?
パンフレットによると、高畑勲監督がかぐや姫の企画を最初に考えたのは東映動画に入社して間もなくの頃、会社から与えられた課題だったそうです。

パンフレットからその企画案を一部抜粋すると、

かぐや姫は、清浄な光に満ちあふれる月の王の娘である。
姫は地球から帰還した女(羽衣伝説の一人)から、地上のことを聞いて彼の地に憧れる。
(中略)
禁を破って帰還女性の記憶を呼び覚ましたことが発覚し、姫は、地上の思い出によって女を苦しめた罪を問われる。そして罰として、姫は地球におろされることになる。

ふむー 罪と罰ってそういうことだったのですね。なるほど。


原作には無い部分
本作品では、原作には無いかぐや姫の子どもの頃がいきいきと描かれています。
具体的には竹林で翁に発見されてから都に行くまでの期間です。
美しい四季の自然の中で、本当に楽しそうですよ。


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みるみる成長するかぐや姫。まわりの子どもたちからは「タケノコ」呼ばわりされます。(画像はパンフレットより。以下同様。)


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原作には無いかぐや姫の子ども時代。自然に囲まれのびのびと成長します。

さて、このあたりから少しずつ翁の思いやりが“空回り”し始めます。
翁はかぐや姫を幸せにしたいと思いいろいろと奔走するのですが、結果的には姫を悲しませることになってしまいます。


高貴な姫君に
都に行ってからは、ほぼ原作どおりです。もちろん本作品ならではのエピソードもありますが。
かぐや姫は自分を愛してくれている翁と媼のために高貴な姫君を目指すのですが、本作品では姫の感情が丁寧に描かれています。言葉には出しませんが、思っていることがよく伝わってきます。

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のびのびとした生活はもうありません。


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カゴの鳥はかぐや姫の気持ちを表しています。実に分かりやすい表現ですね。


お迎えは誰?
結末は日本人なら誰でも知っているわけですが、じゃあ、お迎えにくるのは誰でしょうか?
本作品では…、
「なるほど、お迎えだからあの方たちなのね。本当にお迎えじゃん」
という方々がやってきます。


声の出演
かぐや姫の声は朝倉あきさん。オーディションで数百人の中から選ばれたそうです。たしかに凛として気品が漂う感じでした。
特筆すべきは翁役の地井武男さんの代役として特別出演の三宅裕司さん。
読売新聞の記事によると6シーンで代役を務めたそうです。
台詞から推測すると姫の子ども時代、翁のことをすっかり忘れ捨丸と遊んでいた姫を夕暮れの竹林で必死に探す翁のシーンだと思うのですが、全然声の違いに気づきませんでした。

読売新聞記事(リンク):三宅裕司…「かぐや姫」で地井武男の一部代役


アニメーションとして
温かみのある手書き感爆発な絵が動くのは単純に見ていても楽しいですね。
まさにアニメーションの原点というか、醍醐味といいましょうか。
アレクサンドル・ペトロフとかユーリ・ノルシュテインなどに代表されるロシアのアニメーションではこういう作風がよくありますが、日本の作家でここまで手書き感を前面に出した作品はそうそう無いんじゃないかなあ。

最近はアニメでもCGが多用されていますが、手書きの背景より安い予算で出来るという理由もあるようです。
そういう意味では、キャラも背景もほとんど手書きによる本作品は貴重な作品といえるでしょう。
もうこんなに手間(8年)も予算(50億らしい)もかけて作れるアニメはこれが最後かもしれませんね。

かぐや姫の物語 公式サイト
http://kaguyahime-monogatari.jp/


関連記事
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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
映画『立候補』




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池坊 生け花日記(第23回) [華道]

今回もアカメヤナギと小菊の生花(しょうか)です。
明日が本番の研究会ですので、今日が本番前最後のお稽古です。

今日は時間を意識しながらキビキビ生けましたので、だいたい1時間くらいでできました。
明日もこのペースで出来るといいなあ。

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左側3本のアカメヤナギの長さが変だったので途中でやり直しました。
それがなければ1時間切っていたかも。


【花データ】

アカメヤナギ
東アジア原産。
花言葉は「強い忍耐」

菊(黄色)
原産地不明。
花言葉は「高潔」「わずかな愛」





劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 [映画]

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を見にいってきました。

この作品は2011年にテレビで放送された『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版第3弾です。
アニメ? いや、興味ないし」とスルーするなかれ。

本作品は『AKIRA』や『ルパン三世 カリオストロの城』、『風の谷のナウシカ』と並ぶ名作となる可能性を秘めている思います。
キャラの萌え萌えな感じの絵柄にだまされちゃいけませんよ。

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主人公の鹿目まどか。少し天然系ですが、その能力は絶大。


ポイントは2つ。
「斬新な映像表現」と「魔法少女の定義」です。

斬新な映像表現
劇団イヌカレーによるコラージュを多用した背景が秀逸です。この雰囲気は本作品でしか味わえません。
キレイで幻想的なんですが、おどろおどろしい感じも合わせもち、まさに物語の世界観にぴったりな演出となっています。これはアニメーションでないとできない表現手法ですよ。
昨今はCGを多用して実写っぽい背景のアニメ作品が多いですが、あえてアニメーションならではの平面的な表現方法を採用している点がとても評価できます。

魔法少女の定義
本作品では過去の魔法少女モノから連綿と続く「魔法で願いをかなえますッ♡」や、「魔法で悪者を懲らしめちゃうゾ♡」的なイメージを完全に「ちゃぶ台返し」しています。

「ええ〜ッ!? 魔法少女って、そんな存在だったの…」

と、絶句することは確実です。
これ以上はネタバレになるので言えませんが。

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本作品ではカギとなる役まわりの暁美ほむら。熱烈なファンが多いのもうなずけます。


10月末から上映していますので、そろそろ公開終了の映画館もチラホラですが主要キャラの巴マミと暁美ほむらの戦闘シーンはすごいです。劇場の大画面で見ることをオススメします。

劇場版公式サイト
http://www.madoka-magica.com/


テレビ版と、前作の劇場版はすでにブルーレイが発売されています。
前作の劇場版はテレビ版の総集編的な意味合いが強いので、てっとり早く本作品の世界観を知るには前作の劇場版がオススメです。


テレビ版では衝撃の第3話が有名です。「マミる」という造語も生まれましたね。



劇場版の第1〜2弾(『始まりの物語』『永遠の物語』)はテレビ版の総集編的な作品です。


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iPad壊れた!?(続報) [iPhone, iPad / iOS]

先日の記事でも書いたとおり(関連記事:iPad壊れた!?)、今まで使っていたiPad(第4世代)の調子がなんか悪かったので渋谷のアップルストアに行ってきましたよ。
店内ではアフリカン・アメリカン系のお兄さんや、北欧系金髪お姉さんのスタッフがお揃いの赤いTシャツを着て流暢な日本語でサポートしておりました。
管理人を応対してくれたのもジミ・ヘンドリックス似の若いお兄さんでした。でも日本語バリバリ。

さて、件のiPadですが…、
管理人が症状を説明しながら画面をスワイプすると、やはり何回かスワイプしないとロック解除ができません。
しかし話しを聞いていたジミが試しにスワイプすると問題なく解除できます。

「あれ? おかしいなー」

と思いつつ、何度か試したんですが管理人がやるとうまくいかず、ジミだと問題なし。
ジミ曰く「指が乾燥していたりするとうまくいかない時があるんですよね〜」。

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管理人は知らなかったんですが、iOS 7からは画面のどこをスワイプしてもロック解除できます。iOS 6では画面下のスライダーをスワイプしないといけなかったんですが。


結局、原因不明のまま「もうちょっと様子を見ましょうか」ということになりアップルストアを後にしました。
ちなみに液晶を交換すると3万くらいかかるそうです。(保証期間外の場合)

その後、職場の同僚数人に試してもらうと…、
いずれも一発でロック解除できるじゃないですか!

うむー 問題があるのはiPadではなく管理人のほうだったようです。
たしかに冬場は静電気とかよく溜め込むけどなー。関係ないか。

しかし、今まで使ってきた歴代のiPadではこんな現象はなかったんですけどね。
iPadのコンディションと持ち主の体質の組み合わせなんでしょうか。

いまいち釈然としませんが、一応解決(?)しました。






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